当記事では、サブスクビジネスの導入方法や気になるデメリット、成功例や失敗例を紹介しています。
サブスクを導入することで新規顧客が増えたり、利用を継続してもらいやすくなりますが、どのように導入すれば良いのか分からないという人も多くいます。
この記事を読めば、サブスクビジネスの導入方法が分かるだけでなく、どうすれば成功しやすいのかも分かるので参考にしてください。
3行でわかる! まとめ
- サブスクの導入方法は2つ(サブスク導入システム・自作)
- 人的・時間的コストを考えるとサブスク導入システムがおすすめ
- 顧客の獲得、利用の継続を目指してサービスを提供する
上野智也
同志社大学 商学部在籍
自身がおトクに品質の高いサービスを利用できる「サブスク」の愛好家。世の中にサブスクの良さをもっと浸透させるべく、スタートアップにて、サブスク関連事業の立案を試みる。その際に培った知識や情報をもとに、おトクなサブスクの価値を世の中に伝えるため現在執筆中。
1.サブスクビジネス導入する2つの方法
サブスクビジネスを導入する方法は2つあります。
- サブスク導入システムを利用する
- システムを自作する
それぞれの方法について詳しく解説します。
1-1.サブスク導入システムを利用する
サブスクが一般的になってきた現在では、サブスクの導入が簡単にできるサービスがあります。
サブスクの提供に必要な「継続して決済する」ことができるだけでなく、様々な情報を管理できるので、誰にでもおすすめできます。
ただ、サブスク導入システムを利用する場合に確認しておきたいのが費用です。
- 月額利用料
- 売り上げに対する決済手数料
上記をチェックせずに利用を始めてしまうと失敗する可能性があるので注意してください。
システムを自作する場合でもお金はかかりますが、サブスク導入システムを利用するよりも安くなります。
便利さを重視するのか、費用を重視するのかで選ぶと良いでしょう。
1-2.システムを自作する
費用を抑えてサブスクを導入したい人には、自作したサブスクリプションシステムを利用するのがおすすめです。
自社でサブスクビジネスの導入に必要なシステムを設計することで、自由に仕様を決められて、既存のシステムにはない機能を組み込むこともできます。
自社に開発のノウハウも残るので、手間をかけるだけの価値はあります。
ただ、こちらも安いながら料金は発生します。
- レンタルサーバーの月額料金
- 売り上げに対する決済手数料
また、システムを自作する場合、1から構築しなければならないため人的コストがかかり、サブスクを提供するまでに時間がかかってしまうのがデメリットとなります。
2.サブスクビジネスを提供するメリット・デメリット
次に、サブスクのメリットやデメリットを紹介します。
ここを理解しておくことで、より良いサービスの提供に繋がります。
2-1.デメリット
- 利益が出るまでに時間がかかる
- 常に新しいサービスを提供しなければならない
サブスクリプションは、ユーザー数によって利益が出るビジネスモデルです。
大手企業だとすぐに顧客を獲得することができますが、利益が出るまでには時間がかかります。
初期投資の回収にも時間が必要になるので、企業体力が重要なビジネスと言えます。
また、顧客を獲得できてもすぐに飽きられてしまっては意味がありません。
継続して利用してもらえるように新しいコンテンツを用意したり既存のサービスを改善していく必要があります。
初期投資だけでなく、サービスを開始してからもコストがかかることは覚えておいてください。
2-2.メリット
- 継続的な売り上げが見込める
- 新規ユーザーを獲得しやすい
- 顧客情報を元にサービスの改善ができる
サブスクリプションサービスを提供するメリットとして一番大きいのは、継続的に利益を得られることです。
定額制サービスなので、顧客の数から売り上げをある程度試算することができます。
売り切り型よりも収益が安定するから投資もしやすく、より良いサービスを提供することでさらに新規ユーザーを呼び込めるというのも大きなポイントです。
サブスクは気軽に始められることから新規ユーザーを獲得しやすく、年齢層や男女比など、様々な情報からサービスを改善することで、満足度の高いサービスを目指すことができます。
3.サブスクビジネス導入を成功させる3つの秘訣
- 気軽に利用できるお試しや無料期間を設ける
- 継続するメリットが明確なサービスを提供する
- プランを複数用意する
サブスクリプションサービスを導入するときには「顧客の獲得」「利用の継続」が必要になります。
上記の3点を押さえておくとサブスクビジネスを成功させやすくできます。
3-1.気軽に利用できるお試しや無料期間を設ける
多くのサブスクリプションサービスには、気になっている人がどんなサービスなのか確かめられるお試しや無料期間があります。
これは新規ユーザーを獲得するために重要で、最初は「無料なら使ってみよう」と思っていただけの人にもサービスの魅力が伝われば、契約してもらえる可能性が高く、有効な手段です。
この時、お試しだからといって制限をかけてしまうと、利用する価値が低く感じてしまうので注意が必要です。
できるだけ制限をなくし、お得感を味わえるようにすることで新規ユーザーの獲得に繋がります。
3-2.継続するメリットが明確なサービスを提供する
継続的に利益を上げるには、ユーザーに利用を継続してもらう必要があります。
サブスクリプションサービスは継続型の課金ビジネスなので、常にユーザーが飽きず続けたいと思うサービスを提供することが大切です。
「新しいコンテンツを用意する」「サービスを改善する」など継続してもらえる工夫をしていきましょう。
継続するメリットがないサービスだと、買い切り型のほうが良いと感じるため、失敗してしまいます。
蓄積されたユーザーの利用データをもとに満足度の高いサービスの提供を意識してください。
3-3.プランを複数用意する
サブスクビジネスでは、利用しやすい「料金や内容」のプランを用意することが顧客の獲得、継続に繋がります。
顧客単価を上げるために1つの高額な料金プランだけとなると顧客数は増えません。
一人一人に合った選択肢があると利用しやすくなります。
例えば、安価な「ライトプラン」手ごろな「ベーシックプラン」高額な「ハイプライスプラン」という選択肢を設けると、ユーザーの利用状況に合わせて提供できるので、契約してもらいやすくなります。
ユーザーが求める料金や内容を提案することを心がけてください。
4.サブスクリプションサービスを導入してユーザーを獲得しよう
3行でわかる! まとめ
- サブスクの導入方法は2つ(サブスク導入システム・自作)
- 人的・時間的コストを考えるとサブスク導入システムがおすすめ
- 顧客の獲得、利用の継続を目指してサービスを提供する
サブスクリプションサービスの導入について紹介してきました。
サブスクはメリットやデメリットを理解した上で「どのように導入するか」「どうやって成功させるか」を考えていくことが成功に繋がります。
まずは気軽に利用できるお試し期間を作り、顧客の獲得に成功したら、ユーザーが何を求めているのかを意識して、常にサービスの改善をしていくことが大切です。
サブスク導入システムを使えば、簡単に導入することができるので、利用しやすく、継続したいと思えるサービスを提供してください。