※本記事の内容において、正当性を保証するものではありません。最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。
また、こちらの記事はファイナンシャルプランナー1級の資格を持つ執筆者が制作しております。
「おすすめの年会費無料クレジットカードを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
年会費無料のクレジットカードは多くあるため、どのカードが自分に合っているのか判断するのは簡単ではありません。
保有コストが発生しないのはもちろん、ポイント還元や付帯サービスを利用できる点が年会費無料クレジットカードのメリットです。
各クレジットカードで特徴や付与されるポイントの種類、ポイント還元率は異なるため、自分に合ったカードを探しましょう。
こちらの記事では、年会費無料クレジットカードを比較するときのポイントや、具体的におすすめのカードを紹介していきます。
自分に合った年会費無料のクレジットカードを探している方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
年会費無料クレジットカードを比較するときのポイント
年会費無料で保有できるクレジットカードは多くありますが、比較する際にチェックするべきポイントがあります。
以下で紹介するポイントを意識しながら、自分に合った年会費無料クレジットカードを探してください。
ポイント還元率
クレジットカードで決済する大きなメリットは、クレジットカードに応じたポイントが付与される点です。
ポイント還元率は各クレジットカードで異なるため、比較検討することが大切です。
例えば、ポイント還元率が0.5%のクレジットカードと1.0%のクレジットカードを比較すると、獲得できるポイントに2倍の差がつきます。
「たかが0.5%の差でしょ?と思う人も多いですが、長期間で見ると馬鹿になりません。
例えば、年間生活費が300万円の人がクレジットカード決済した場合の獲得ポイントをシミュレーションしてみましょう。
ポイント還元率 | 年間獲得ポイント数 | 5年後の獲得ポイント数 | 10年後の獲得ポイント数 |
0.5% | 15,000ポイント | 75,000ポイント | 150,000ポイント数 |
1.0% | 30,000ポイント | 150,000ポイント | 300,000ポイント数 |
上記のように、10年後には150,000ポイントもの差がつきました。
お得に利用するためにも、ポイント還元率は必ずチェックしましょう。
特約店の有無
クレジットカードによっては、特定の店舗で利用したときにポイント還元率がアップする「特約店」があります。
自分が頻繁に利用する店舗やサービスが特約店に指定されているクレジットカードを利用すれば、効率よくポイントを獲得できます。
<特約店の例>
- 三井住友カード(NL)→セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドなど
- JCB CARD W→スターバックス、Amazonなど
- 楽天カード→楽天市場などの楽天グループのサービス
年会費無料のクレジットカードを比較検討する際には、ぜひ特約店の有無や内容までチェックしましょう。
年会費無料となる条件はあるか
クレジットカードの中には、一定の条件を達成することで年会費無料となる「条件付き年会費無料」カードも存在します。
「永年無料」であれば心配無用ですが、「初年度のみ年会費無料」「条件付年会費無料」という文言がある場合は要注意です。
年会費無料だと思って発行したものの、条件の存在を知らないと「いつの間にか年会費が引き落とされていた」ということにもなりかねません。
クレジットカードを申し込む前に、年会費無料の条件があるか確認することも忘れずに行いましょう。
おすすめの年会費無料クレジットカード5選
おすすめの年会費無料クレジットカードを、5つ厳選して紹介します。
各クレジットカードで特徴があるため、ぜひ自分との相性の良し悪しをチェックしてみてください。
三井住友カード(NL)
申し込み資格 | 満18歳以上 |
家族カード | 永年無料 |
国際ブランド | VisaMastercard |
ポイント還元率 | 0.5% |
獲得ポイント | Vポイント |
特約店 | 大手コンビニ、マクドナルドなど |
付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
発行日数 | 最短30秒 |
電子マネー・タッチ決済 | Visaのタッチ決済Mastercard®コンタクトレス |
三井住友カード(NL)は、年会費永年無料でカード券面にカード番号や氏名などが印字されていないナンバーレスカードです。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどで利用するとポイント還元率が最大5%となります。
コンビニを利用する機会が多い方と好相性なカードと言えるでしょう。
セキュリティ面の高さと、最大2000万円の海外旅行傷害保険が付帯している点も魅力です。
JCB CARD W
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下 |
家族カード | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.0% |
特約店 | スターバックスAmazonセブンイレブンなど |
獲得ポイント | OkiDokiポイント |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円ショッピングガード保険(海外):最高100万円 |
発行日数 | 最短5分 |
電子マネー・タッチ決済 | JCBのタッチ決済 |
JCB CARD Wは、18~39歳以下限定で発行できる年会費永年無料のクレジットカードです。なお、40歳前に発行すれば40歳以降も年会費無料で保有し続けることができます。
基本ポイント還元率は1.0%で、スターバックスやAmazonなどの特約店で利用すると、還元率が2倍以上になります。
ナンバーレスタイプを選択できるなどセキュリティ面も優れており、最高2000万円の海外旅行保険が付帯している点も特徴です。
リクルートカード
申し込み資格 | 18歳以上 |
家族カード | 無料 |
国際ブランド | VisaMastercardJCB |
ポイント還元率 | 1.2% |
獲得ポイント | リクルートポイント |
特約店 | じゃらんホットペッパーポンパレモール |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯)国内旅行保険:最高1,000万円(利用付帯)ショッピング保険:国内・海外年間200万円 |
発行日数 | 1~2週間程度 |
電子マネー・タッチ決済 | なし |
リクルートカードは、年会費永年無料で基本還元率が1.2%という高還元率を誇るクレジットカードです。
業界最高レベルのポイント還元率を誇っており、付帯保険も充実している特徴があります。
じゃらんやホットペッパーをはじめ、リクルートグループが提供しているサービスを利用すれば、ポイント還元率がさらにアップします。
楽天カード
申し込み資格 | 18歳以上 |
家族カード | 無料 |
国際ブランド | VisaMastercardJCBAmericanExpress |
ポイント還元率 | 1.0% |
獲得ポイント | 楽天ポイント |
特約店 | 楽天市場をはじめとした楽天グループのサービス |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円 |
発行日数 | 3日~7日程度 |
電子マネー・タッチ決済 | EdyVisaのタッチ決済Mastercard®コンタクトレス |
楽天カードは、年会費永年無料で楽天ポイントが貯まりやすい魅力があるクレジットカードです。
基本ポイント還元率が1.0%と高く、さらに楽天市場などの楽天グループのサービスを利用すると還元率がどんどんアップします。
楽天経済圏で生活している方にとって、必需品ともいえるクレジットカードです。
また、海外でのレンタカー予約で10%割引や携帯・Wi-Fiルーターのレンタル料金が20%割引になるなど、海外旅行好きな方と好相性です。
dカード
申し込み資格 | 18歳以上 |
家族カード | 無料 |
国際ブランド | VisaMastercard |
ポイント還元率 | 1.0% |
獲得ポイント | dポイント |
特約店 | マツモトキヨシJALオリックスレンタカーなど |
付帯保険 | お買物あんしん保険:年間100万円 |
発行日数 | 5日~7日程度 |
電子マネー・タッチ決済 | iDVisaのタッチ決済 |
dカードは、年会費永年無料で基本ポイント還元率1.0%のカードです。
ドコモユーザーはもちろん、ドコモユーザー以外でもお得にポイントを貯められるクレジットカードとなっています。
ショッピング保険も付帯しているため、年会費無料でありながらも十分なスペックを誇っています。
JALやオリックスレンタカーなどが特約店となっているため、旅行好きな方と好相性でしょう。
年会費無料クレジットカードのメリット
年会費無料のクレジットカードを保有するメリットは多くあります。
「年会費無料」ならではのメリットも多くあるため、保有コストを抑えたい方などは年会費無料のクレジットカードの保有を検討しましょう。
コストを払わずに利用できる
年会費無料のクレジットカードは、保有にあたってのコストが発生しません。
便利な決済手段として利用しながらポイントを獲得しても、コストを払わずに済むのは年会費無料のクレジットカードならではの強みです。
年会費が発生するカードでも無料のカードでも、「決済手段として利用できる」という点は変わりません。
年会費を「余計なコスト」と考えている方にとって、年会費無料のクレジットカードを保有するメリットは大きいでしょう。
審査が比較的緩い
クレジットカードの申し込みをすると審査が行われますが、年会費無料のクレジットカードは比較的審査が緩いです。
年齢要件をクリアし、信用情報に問題がなければ審査に通過できる可能性が高いでしょう。
ステータスの高いクレジットカードでは、「年収〇円以上」などの要件が付されているケースが多いですが、年会費無料のクレジットカードではそのような縛りはありません。
気軽な気持ちで申し込みができる点も、年会費無料カードならではのメリットです。
付帯サービスも無料で利用できる
各クレジットカードには、付帯保険などのサービスが付帯しているケースが多いです。
年会費無料のクレジットカードでも、付帯サービスはしっかり利用できるメリットがあります。
「コストを負担することなく、付帯サービスを利用できる」と考えると、非常にお得感が強いと言えます。
獲得できたポイント分だけ得をする
クレジットカード決済をすればポイントが付与されます。
年会費無料のクレジットカードを利用すれば、コストを負担することなくポイントを獲得できます。
「自分は何も負担せず、ポイントは獲得できる」ことから、年会費無料カードを利用すれば獲得できたポイント分だけ得をしていると言えるでしょう。
年会費無料クレジットカードのデメリット
年会費無料クレジットカードにはメリットが多くありますが、デメリットも存在します。
実際に申し込む前に、デメリットについてもきちんと把握しましょう。
ステータスカードよりも付帯サービスは劣る
年会費無料のクレジットカードは、年会費が発生するクレジットカードと比較すると付帯サービスは劣ります。
付帯保険の額が小さいケースや、ゴールドカード以上で受けられる優待サービスが付帯していないケースが挙げられます。
空港ラウンジやコンシェルジュサービスなどの上級サービスをを利用したい方は、年会費無料のクレジットカードに向いていない可能性が高いでしょう。
ステータスの証明にはならない
プラチナカードやブラックカードなど、ステータスの高いクレジットカードを保有していればステータスの証明になります。
しかし、年会費無料のクレジットカードは誰でも気軽に保有できることから、ステータスの証明になりません。
とはいえ、クレジットカードにステータス性を求めておらず、利便性を求めている場合は特段気にする必要はないでしょう。
まとめ:年会費無料のクレジットカードはお得に使える!
年会費無料のクレジットカードは、コストを負担することなくポイントを獲得できるメリットがあります。
また、クレジットカードによって付帯保険やポイント還元率が高まる特約店があるなど、特徴が異なります。
年会費無料のクレジットカードを探している方は、こちらの記事を参考にしながら自分に合ったカードを選んでみてはいかがでしょうか。